体内時計が25時間という話を聞いたことはありませんか? 私たちの人間の体内リズムは、25時間サイクルで動いています。 現実の生活では、24時間サイクルなので1時間ずつズレると言うことになりますが 不思議なことで朝、日射しを浴びると体内時計がリセットされるのです。
そして更に面白いのがそのリセットされてから約14時間後にメラトニンというホルモンが分泌され始めます。その作用で1~2時間後に眠くなると言うのです! 朝7時に起きれば夜11時には眠くなると言うことです。 人間がギャートルズみたいな原始時代に日の出と共に起きて日の入りで眠るという 生活をしていた名残でしょうか?
平安時代の貴族達は日の出前の早朝4時に起きて1~2時間その日の運勢を占っていたそうです。 そして占いが終わったら朝ご飯を食べて仕事に出掛けるのですが、仕事は昼まで。 午後は“けまり(蹴鞠)”をしたり和歌の練習などしていたそうなんですが夕方5時には就寝。 日没=就寝がDNAの根底にあるのですね。
日が落ちて⇒暗くなったら⇒眠くなるという本能があるので、夜に強い光を浴びることは、体内時計を狂わせる原因になるのです。 パソコンやテレビ等をギリギリまで楽しんでいると強い光を受けた身体は刺激となって寝付けません。 まずは無理してでも朝起きてみましょう。 カーテンを開けて朝の日射しを全身に受けましょう。 それに朝早く起きればゆっくり朝ご飯を食べる余裕も出来ます。 出来ることなら朝の日射しを浴びて体内時計をリセットしてから1時間以内に朝食を摂りましょう。身体のリズムが整います。 朝の時間が固定されると次第に夜の睡眠時間も定まってきますね。
以上、体内時計でした。