プレママ・母乳育児ママ「ねぇ聞いて！」掲示板

ちょっと疑問に思ったのですが、授乳中に生理がなかなか来ないのはホルモンの影響なんですよね。
妊娠前まで出ていたホルモンって今は出ていないって事？
下手すると２年くらい女性ホルモンはお休みって事なんでしょうか。
そういうことご存じの方がみえたら教えてください。

ホルモンはいろんなものが相互に作用して、生理や妊娠、授乳などの働きをサポートしています。私もおぼろげな知識しかなかったので、ちょっと調べてみました。

ふだん生理が起きるのは、卵巣から分泌される卵胞ホルモン（エストロゲン）、黄体ホルモン（プロゲステロン）などの働きによるものです。これらがいわゆる”女性ホルモン”と言われているものです。
上記のホルモンが増えることによって、子宮に栄養分を貯蔵し、排卵がされます。そのまま受精されないとプロゲステロンとエストロゲンの分泌が低下して、生理がはじまります。
受精が行われた場合には黄体ホルモンと卵胞ホルモンの分泌は上昇し、着床が起こるとそのまま増加していきます。そのうちこの両ホルモンは胎盤から分泌されるようになり、乳房の発達をも促します。

授乳に主に関係してくるのは、プロラクチンとオキシトシンというホルモンです。プロラクチンは乳汁分泌を促す働き、オキシトシンはそれを圧出しようとする作用があります。
妊娠中からプロラクチンは分泌されていますが、プロゲステロンとエストロゲンの働きによって乳汁は生産されません。出産でプロゲステロンとエストロゲンが失われることによって、プロラクチンが働きはじめ、乳汁が作られるようになります。
オキシトシンは、赤ちゃんが乳房を吸う刺激によって分泌され、オキシトシンが分泌されると乳房から乳汁が射出されます。（オキシトシンには、子宮を収縮する作用もあります。）

そして生理と授乳の関係ですが、プロラクチンの分泌が多いと、卵巣を刺激する性腺刺激ホルモン（ゴナドトロピン）の分泌を抑制します。すると排卵されないので、授乳中は生理が来にくいのです。
つまり授乳中（排卵が起きていない時）はエストロゲンの分泌は低下しているようです。

でも、妊娠・出産・授乳することによって出るホルモンこそ、女性を成熟させるものであるようです。（上記で書いた以外にも、いろんなホルモンが分泌され、さまざまに作用しているのです）
妊娠・授乳によって生理がお休みになるのも、女性の体にとってはむしろ良い面のほうが多いようです。（妊娠したことのない人がなりやすい子宮の病気というのもいくつかあるようです）

こんなに詳しく教えてくれてありがとうございます！
差し乳の人はオキシトシンが多いのかなーとか、授乳が長引くと子宮は収縮しすぎてしまうのかな・・と思いながら読みました。
ホルモンの事が知りたかったのはなんか自分が男性的になっちゃったような気がしたり、問題はないのだろうけど授乳期間が長い事が次の妊娠に影響がないか心配だったり・・そんな理由でした。
本当にありがとう。

たぶん子宮が収縮しすぎる…ということはないと思いますが…。
ふだんの大きさに戻ったら、それ以上は収縮しないと思いますよ。



いわゆる「女性ホルモン」であるエストロゲンは減っているので、そういう意味では女性的ではないとも言えるかもしれませんね。
授乳中は性欲が減退する人も多いらしいですし。
でも、授乳期間は長いといっても数年のことですから、そんなに影響ないと思いますよ。日本でも戦前は７人も８人も子供を産んでずっと母乳をあげていたなんてお母さんが当たり前だったんですから。（今でも開発途上国はそんな感じですしねえ）
それに、ここで見ている限りだと、母乳オンリーでも授乳中ずっと生理が止まっている人のほうが少ない気がします。だいたい６～１０か月くらいで再来しているような…。なので次の妊娠についてもあまり心配しなくていいと思いますよ～。