ダイエット＋αブレンド｜脂っこい食事・甘い物が大好きな方へ。体重も気になりますが血液がどろどろになっているかも。

そもそも太るとは何でしょうか。

体脂肪肪（内臓脂肪・皮下脂）が溜まる事を太ると言いますね。単純に体重が増える事とは少し違います。 筋肉が落ちてその分脂肪が増えた場合は、体重は同じでも太ったといえます。 そもそも食べて直ぐだと体重は増えますし、トイレの後に計測したら減るのは当たり前でそれは痩せたと言う話ではありませんね。

身体に内臓脂肪・皮下脂肪が溜まるのは何故でしょう。余計な分を蓄えてるわけですが。どういうシステムで蓄えているのかという事を考える必要があります。

脂肪を蓄えるように指令するのはインスリンです。インスリンを増やすのは過剰な糖質で脂肪ではありません。肉の脂肪を食べ過ぎた分がそのまま脂肪に変換されて溜まっているわけではないんです。 インスリンはご飯やパン・いも類などの炭水化物を食べるとスイッチが入ります。炭水化物から食物繊維を抜いたものが糖質です。消化吸収した、血中の炭水化物のブドウ糖を生きるためのエネルギーとして使います。 更に余った物は後で使おうと脂肪細胞に取り込みます。これが太るということです。 1日に何回も体内に入ってくる炭水化物などの糖質は使いやすいエネルギーとして直ぐ活用されてしまい、いつまで経っても溜めてある脂肪は使われません。 タンパク質も脂質もエネルギー源になりますが、まず使われるのが糖質なんです。糖質がある限り燃焼するのに一手間かかる脂肪は使われません。

ダイエットとビタミン・ミネラル

世界中の美味しい食べ物が集まっている日本。食生活が豊かになって5人に1人は肥満と言われています。 本来ダイエットとは肥満予防の為の食事療法のことで体重を減らすことではありません。

やせの大食いって人もいます。そう言うタイプの方の食事内容を観察するとミネラルビタミンもしっかり取れる食べ物を 食べてます。現代の食生活には全般的にミネラルが足りません。 生きていく為にはミネラルは必ず使います。 溜め込んでいる脂肪を燃焼させるのにもミネラルは必要なのです。

加工食品はビタミン・ミネラルが欠乏しています。 たまに外食したり、お総菜を買ってきて家で食べる中食でも良いですが 基本は家庭で作るお食事で意識してビタミン・ミネラルを摂取してみてください。 菜っ葉類のレパートリーが増えれば和食の幅も広がりますよ。

ハーブティーもビタミン・ミネラル豊富。ティで手軽に取り入れてください。

運動してないから太るの？

いいえ、必要以上に不必要なものを食べてるから太るのです。 身体が必要とする分だけ食べていれば太りません。全く運動をしなくても食べる量を調節することで痩せる事はできます。 ですが全く運動しなくなると筋肉も必ず減ります。 リバウンド対策も考えて軽い運動を始めましょう。運動で痩せるのではなく筋肉の維持ですよ！

水泳しても1分あたりの消費カロリーは10～17 kcalです。 脂肪1gは9 kcalで計算します。 脂肪には約20％の水分が含まれていますので実際はその80％、 つまり 脂肪1gは7 kcalで燃焼させることができます 。 先程の水泳1分間なら脂肪燃焼は2g程度となります。 ですが体重は2g以上減るでしょう。それは汗が出たぶん減っただけですから水を飲めば増えます。

脂肪1gは7 kcalで燃焼ということは、身体に付いた1 kgの脂肪を落とすためには7000 kcal消費する必要があります。 7000 kcalですよ！フルマラソンを2時間余りで走るプロの走者で42.195 kmのマラソン時に消費されるエネルギーは約2500 kcal。2.8回つまり118 kmもの距離をプロのスピードで走らないと1 kgの脂肪は燃焼できないんです。出来ますか？ 運動だけで痩せるのは非常に難しいのがわかるかと思います。

運動して痩せるというのではなく 筋肉の維持のために運動する方が合理的です。 週に1日でもまずは始めてみましょう。軽い運動で良いのです。 スクワットや踏み台昇降が面倒なら3分で済むラジオ体操はいかがですか？ もしくは散歩。近くのスーパーくらい自転車を使わずに歩いてみましょうよ。 重い物を買って帰るのが面倒になるのできっと余計な食べ物も買わずに済みますよ！ 無理のないところから始めると続きやすいです。

そして自分の基礎代謝を知りましょう。働いている方なら職種などによっても消費カロリーが変わってきますが デスクワークですと通勤も含めて1日の所要量はおおよそ1700 kcalです。 この数値には年齢や身長、筋肉量などにより個人差がありますが、 どちらにせよ必要以上食べれば当然太ります。 体脂肪率を計測できる体重計で基礎代謝も計測できるタイプが販売されていますから 是非健康維持の為にも取り入れてみてください。
私が持っている体重計はタニタの体重計で、「体重」のほかに「体脂肪率」「筋肉量」「内臓脂肪(レベル)」「基礎代謝量」も計測できる優れものですが せっかく買うならちゃんとした機能の物を購入して健康に役立てましょう。

また若い頃と同じ分量しか食べていないのに最近太ってきたという場合は 基礎代謝が低下してきている事が原因です。 残念ながら歳を重ねる事に筋肉の量は減りその分消費カロリーも減ります。

お店で出る1人前の食事は、あなたが必要なあなた用の1人前ではありません。大盛りサービスは、ほぼご飯の大盛りですしお店は商売なのです。お得感を出す必要があります。このお店は量が少ないなと思わせたら負けなのです。 残す勇気がないのなら、最初から「ご飯少なめ」などを告げて必要な分だけ食べるようににしましょう。

まず手始めに体重を管理してください。毎日計測して記録しましょう。 毎日計測するだけでも食べ物に対しての意識が変わります。昔、育毛剤のCMで『闘わなきゃ現実と！』素晴らしいキャッチコピーが付いていましたが ダイエットも同じですよ。体重を計測するのが恐いって言わずに測りましょう。『闘わなきゃ現実と！』。

長生きしたいならやはり食生活の改善を！

思春期の頃の見た目重視のダイエットは 30代以降の女性には理にかなっていません。 今後の生活習慣病の事も踏まえた今後の人生を見据えて 健康管理という観点でダイエットする事が重要です。

ダイエットはカロリーだけの問題ではありません。特に若い人はダイエットと称して1食抜いたり、カロリーの低い同じ食べ物ばかり食べる傾向があります。 食べ物をカロリーで捉えているからこのような行動に出てしまうのです。 1食抜けばその分の栄養素すべて入ってきません。タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル・食物繊維, etc.… どれが欠けても健康にはなりません。健康でない体重減少は栄養失調と同じです。

糖尿病・高血圧・痛風など肥満が引き起こす病気は山ほど有ります。上手にビタミン・ミネラルを摂取して効率の良いエネルギー代謝にし すこやかな身体作りを目指してください。

通風

痛風は相当痛いらしいですね。文字通り風が吹いただけの刺激でも痛いという通風。私が小学生の頃に実父が通風になりました。 足の親指が赤く大きく腫れて相当痛がっていたのを覚えています。当時は「ぜいたく病」とも言われていました。実父はアルコールは飲まなかったですが肉食で山盛りご飯を食べていました。毎回2杯です。朝は食パン2枚と甘いコーヒー。野菜はほとんど食べていませんでした。 病院で水分を摂るようにと指導されペットボトルの炭酸飲料を買って帰ってくるという程、実父は健康に無頓着でした。 小学生だった私ですら「水分摂れって言われてファンタオレンジ買ってきたらアカンやろう」と思ったぐらいですから。 でも嬉しがって一緒に炭酸飲料飲んでましたけれど(^^;ゞ

痛風は関節が痛くなる病気ですが、実父のように足の親指の付け根に発症する事が多いです。 親指に限らず他の足の指や手の関節、肘など関節なら通風になりえます。

本来おしっこなどから体外に捨てられる尿酸。それが体内で高濃度となり結晶化してしまうことで関節の中で破裂し炎症を起こて痛みと感じる症状が痛風です。 尿酸値が7.0 mg/dlを超えると「高尿酸血症」と呼ばれ、体内で溶けなくなり結晶となるとされています。 尿酸の結晶はイガ栗のようにトゲトゲでチクチクするのです。 痛風の人はプリン体を制限するように言われますがプリン体は身体の中で代謝されると尿酸になるから。

痛風の予防には食生活の改善。糖質の摂りすぎや暴飲暴食でビールを浴びるように飲んだのでは痛風まっしぐらです。 質の良い水分を摂り尿に尿酸を溶かして排出させること。そして野菜を是非食べてください。ビタミン・ミネラルは代謝を良くさせます。

昔は脂ののりきった50代のおじさんがなる病気と言われていましたが現代では30代も多くまた女性の患者さんも増えているようです。 痛風の合併症として動脈硬化や高血圧、糖尿病などがあります。現代病へのマーチにならぬよう、痛みが引いたからもういいやと「喉元過ぎれば熱さを忘れる」 ではなく、正面から向き合って欲しいと願います。