鉄分豊富なネトルは体質改善で注目されるハーブです。｜母乳育児支援ハーブ専門店ハーブガーデンショップ®

体質改善

ドイツなどでは春先のアレルギー対策としてネトルを摂る習慣があり「春季療法」と呼ばれています。

「春季療法」は体質改善を目的としていて、ネトルはフラボノイドやクロロフィル、ビタミンやミネラルを豊富に含み、血液をきれいにする浄血作用が知られています。 症状が出てからではなく、その前から根気よく継続して飲用します。

白鳥の王子とネトル

アンデルセンの童話「白鳥の王子」 のお話を覚えていますか？

白鳥になった11人の兄達。その呪いを解くためにイラクサから糸を紡いで 11枚のセーターを編んだ末っ子のお姫様の手が血だらけになってた場面。

この「イラクサ」というのはネトルの和名で漢字では「刺草」という表記になります。 ネトルはフレッシュの状態では葉や茎に棘が有るのでお姫様が血だらけになったと言うことです。

正確に言えば日本に自生しているイラクサはUrtica thunbergiana 、ヨーロッパや北米のハーブティーとして飲用されるのはUrtica dioica（英名Stinging nettle）です。 Urtica dioica種のネトルを訳すときは西洋イラクサと言います。白鳥の王子は西洋のお話なので物語の中のイラクサは西洋イラクサの事を指しています。

ドライハーブとして 乾燥されたネトルは棘は取れていますので問題ありません。 食用・ティ用として流通している物ですから安心して飲用して下さい。

「イライラ」の「イラ」って何?

NHKで放送されているチコちゃんに叱られる！をご覧になっていますか？

vol.20の放送回で「イライラ」の「イラ」って何?という問題がチコちゃんより出されました。
答えはトゲだったのですが、説明でトゲがある草だからイラがある草ということでイラクサという植物が紹介されていました。
これ、ネトルの事なんです。ネトルの和名で西洋イラクサ。
体質改善や血液浄化で知られているハーブで
ハーブガーデンショップのブレンドにも多く配合されていますからネトルを飲用している方も多いはず。 チコちゃんと縁が繋がりましたね(‘-‘*)

ちなみに『イライラ』を漢字表記ににすると『苛々』と記述します。くさかんむりが付いていますね。
更に余談ですが、関西弁ですぐイライラするせっかちな人のことを『イラチ』と呼びます。言葉って面白いですね。

奈良公園のシカとネトル

弊社は奈良にあります。奈良と言えば奈良公園のシカですね。平城遷都1300年祭ではせんとくんの頭にもシカの角が生えていました。

画像は私(長女妊娠中)と鹿にびびる長男（当時小1）。奈良公園での一コマです。

その奈良公園のシカ。国の天然記念物に指定されている野生動物で、ずっとずっと昔から公園にいます。観光客から鹿せんべいをもらって食べてますが、 基本は公園に自生している芝などの植物を食べてます。右の画像でも私たち親子が触っているのにシカト（無視）して芝食べてますね。

奈良女子大学での研究発表で奈良県南部（奈良県桜井市）などのイラクサ（ネトルの和名です）に比べて奈良公園のイラクサは50倍以上もトゲが多い事が分かったのです。 イラクサ自身も食べられては困るので「棘」を多く持つように進化した！ そして奈良公園内のイラクサと奈良県南部のイラクサでシカに食べられやすいのはどちらか実験したところ、 県南部のものは全て食べらてしまったのに対して、奈良公園内のイラクサは60％以上も残ったのです。 自然の力って凄いですね。 (独立行政法人森林総合研究所関西支所発行の研究情報「イラクサの葉の外部形質の地域変異に及ぼすシカの採食の影響」より)

通風

痛風は相当痛いらしいですね。文字通り風が吹いただけの刺激でも痛いという通風。私が小学生の頃に実父が通風になりました。 足の親指が赤く大きく腫れて相当痛がっていたのを覚えています。当時は「ぜいたく病」とも言われていました。 「食べ過ぎ」が引き金になるからです。実父はアルコールは飲まなかったですが肉食で野菜はほとんど食べていませんでした。 病院で水分を摂るようにと指導されペットボトルの炭酸飲料を買って帰ってくるという程、実父は健康に無頓着でした。 小学生だった私ですら「水分摂れって言われてファンタオレンジ買ってきたらアカンやろう」と思ったぐらいですから。 でも嬉しがって一緒に炭酸飲料飲んでましたけれど(^^;ゞ

痛風は関節が痛くなる病気ですが、実父のように足の親指の付け根に発症する事が多いです。 親指に限らず他の足の指や手の関節、肘など関節なら通風になりえます。

本来おしっこなどから体外に捨てられる尿酸。それが体内で高濃度となり結晶化してしまうことで関節の中で破裂し炎症を起こて痛みと感じる症状が痛風です。 尿酸値が7.0 mg/dlを超えると「高尿酸血症」と呼ばれ、体内で溶けなくなり結晶となるとされています。 尿酸の結晶はイガ栗のようにトゲトゲでチクチクするのです。 痛風の人はプリン体を制限するように言われますがプリン体は身体の中で代謝されると尿酸になるから。

痛風の予防には食生活の改善。暴飲暴食でビールを浴びるように飲んだのでは痛風まっしぐらです。 質の良い水分を摂り尿に尿酸を溶かして排出させること。そして野菜を是非食べてください。ビタミン・ミネラルは代謝を良くさせます。

昔は脂ののりきった50代のおじさんがなる病気と言われていましたが現代では30代も多くまた女性の患者さんも増えているようです。 痛風の合併症として動脈硬化や高血圧、糖尿病などがあります。現代病へのマーチにならぬよう、痛みが引いたからもういいやと「喉元過ぎれば熱さを忘れる」 ではなく、正面から向き合って欲しいと願います。